魅力あるプロジェクトが醸し出す
魅力あふれるクラブづくり
私が初めてロータリークラブに入会を許されたのは、平成5年のことでした。以来、足掛け28年のロータリー歴を数えてはいるものの、恥ずかしながら未だにロータリーの本質に迫る領域には到達できずにいます。本質どころか、本音を言うならば、おそらくただの一度もロータリーを楽しいと思った記憶すらないのです。ただ、会員としての規範がある以上、それには従順に従ってきたまでのことなのです。いわば、私のロータリー歴の積み重ねは「仕方なく」継続してきた結果であり、楽しさとはおよそ無縁であったといっても過言ではありません。
そして、平成29年からは縁あって青森北東RCに移籍し今日に至っていますが、当クラブでのこの4年間の活動も、私にとってはまさしく「仕方なく」の延長であって、会員である以上、"義務的な約束事"には従順に従ってきた結果に他ならなかったと考えています。しかしながら、「義務的」にしろ、その4年間の活動の中には掛け声だけの奉仕とは違って、「それに従事することの楽しみや喜び」が私を突き動かしていることに気づかされました。それは取りも直さず、活動に対する一定の評価や期待、さらには地域社会の共感と感謝などに裏打ちされた「やりがい」とでもいうべきものでした。当クラブへの移籍とともに始まった平和公園へのロックガーデンづくりは、私にとって初めての「やればやるほど市民に喜ばれる」魅力あふれる奉仕活動だったのです。
"ロータリー記念花壇"としてのロックガーデン造成は、いちど手を付けた以上、うまずたゆまずやり続けることを運命づけられたプロジェクトといえます。その点では、これまでの「仕方なく」やってきたことと似ていると言えなくもありません。しかしながら、その花壇はいまや市民に広く"ロータリーの花壇"として受け入れられ、日増しに評価が高まり、その出来栄えに期待と称賛の声が寄せられているとしたら、これはもう「仕方なく」とは言っておられず、喜び勇んでやるしかありません。
私の年度では、『魅力あふれるクラブづくり』をターゲットに掲げました。その始まりはまさに「魅力あるプログラム」そのものにあります。魅力あふれるクラブは、魅力ある奉仕活動によってのみ、知らず知らずのうちに醸し出されるものと信じています。
クラブ管理・運営委員会
橋会長の活動計画に基づき、出席委員会・プログラム委員会・親睦活動委員会の各委員長と連携を取り、クラブ運営を図る。クラブ奉仕の理念のもと三委員会の全委員で有意義な例会・行事を運営する。
1.出席委員会
昨今、コロナ禍で出席したくてもできない状況の方もいるかと思いますが、
2.プログラム委員会
会員卓話(ロータリーの友紹介)に終始した前期でありました。今期は橋修会長の意向により全7回を外部卓話によって構成するので、各位ご紹介したい有識者がいらっしゃればご仲介をお願いします。
尚、第1回卓話となる9月1日または10月6日には既に応募があると聞いております。
昨年心にあたためていた、または依頼済みであったが断らざるを得なかったという事案があれば積極的にお願いしていきたいと考えております。
会員皆様のご協力をよろしくお願い致します。
尚、本年の日程は現在、以下の通りです。
9月1日、10月6日、2月2日、3月2日、4月6日、5月11日、6月1日 但し暫定。
3.親睦活動委員会
令和3年 8月 2日(月)18時〜 かふぇ&れすと雅 ねぶた納涼例会(移動例会)
※ねぶた祭り中止の場合、例会の中止もあり。
12月15日(水)18時〜 ホテル青森(会場変更の場合あり) 家族忘年会
令和4年 1月 5日(水)18時〜 恵比須屋(会場変更の場合あり) 新年会
4月20日(水)18時〜 会場未定 花見例会
6月15日(水)18時〜 会場未定 最終例会
その他、移動例会、家族旅行会、カラオケ会、お酒を楽しむ会等々会員相互の親睦交流を通してロータリー活動のプラスになれればと思います。たくさんの人と交流して、お互いに高め合える関係になりましょう。
まんず楽しみましょう!!
クラブ強化委員会
今年度のクラブ強化委員会の活動計画は、2019年12月に加藤委員長を中心に纏めた「明日に続く委員会報告書」の提言と、RIの会員増強ガイドでは地域社会の環境、経済状況の変化もありクラブ運営の多様性、革新性、柔軟性を提案しています。
これらをふまえ、目標設定し、より具体的な行動計画を立てると共に、柔軟なクラブ運営の提案、継続性のある委員会活動を行っていきます。
ここ数年新規会員は増えず、退会者が続き会員の減少に歯止めがかからない状況で、今年度は24人でのスタートとなりますクラブの存続が危ぶまれる状況になっており、会員全員で危機感を共有しながらクラブ強化、会員増強を図っていきます。
1.会員増強委員会
「明日に続く委員会」の中長期計画によればクラブの財政面で安定した運営を継続するには45名〜50名の会員数が必要と提唱されております。コロナ禍のなか1人の会員を増やすことも難しいと思いますが、現会員のバックアップのもと目標だけでも高く持ち挑戦したいと思います。
今年度は会員30名を目指します。
2.R情報委員会
R情報委員会としてロータリーの基本的情報及び新着情報を炉端塾等で提供し、ロータリーの理解を深める活動があげられるが、今年度の当クラブの会員数を鑑みれば危機的状況であり、炉端塾等で会員増強を含め、会員候補者への情報等を提供できるよう務めたいと思います。
そこで、年3回ほどの炉端塾を開催し、最初の開催は10月頃を検討しています。
炉端塾で新会員のへのオリエンテーションを多数開催できることを目標とします。
奉仕プロジェクト委員会
ロータリーの根源である「The Ideal of Service」(奉仕の理念) についてのフォーラム等を開き、五大奉仕を含めた奉仕のあり方を皆で考えたいと思います。より良い奉仕活動の一年であるように頑張ります。
1.青少年社会奉仕(IAC)委員会
①平和公園記念花壇のメンテナンスと追加植栽(地区補助金活用事業)
②莨町小学校花壇・畑整備事業、支援 (支援金額¥20,000)
③「小さな親切運動」 本部<春のクリーン作戦>青い海公園〜八甲田丸周辺清掃作業
2.環境保全(CO2削減)委員会
3.平和公園記念花壇委員会
国際ロータリー創立100周年を記念して2005年に平和公園内に造成された「ロータリー記念花壇」は、2017年の全面リニューアルにより、青森市内初の本格的ロックガーデンに生まれ変わりました。それから4年。年ごとの精力的な植栽が進むにつれ、ゴツゴツした岩肌とやわらかな緑の植物たちが織りなす絶妙な調和と空気感が、ロックガーデンならではの美しさを自然と演出してくれるようになりました。誤解を恐れずに言うならば、ほぼ完成形に近づきつつあると言えるのかもしれません。
それは、公園を訪れる多くの市民の皆さんから投げかけられる言葉からも感じ取ることができます。花壇を作りたての頃は、無言で通り過ぎる人に混じって「ご苦労様」「楽しみですね」「お疲れ様」という、労をねぎらう声が多く聞かれました。それがやがて、花壇としての形が整うにつれ、花に向かってカメラやスマホを構える人も増えはじめ、花壇を指さしては花の名前を言い合う人々の中から、「いつも見に来るんですよ」「きれいにしてくれてありがとう」「ここに来るのが本当に楽しみで」という感謝の言葉が聞かれるようになりました。ロックガーデンに注ぎ込んだ無償の奉仕が紡ぎだす共感と感動というほかありません。
思えばここに至るまで、足掛け15年の歳月が流れました。充分すぎるほどやらせていただいたような気も致します。しかしながら、今また委員長として1年間、この記念花壇に深くかかわることを許された以上、ロータリアンとしての最後の奉仕をこの花壇に捧げたいと思います。今日よりもっといい、明日のために。
寄金プログラム委員会
基金活動はクラブ活動や奉仕プロジェクトを支援する上で重要な役割を果たします。特に、昨今のコロナ禍でニコニコの収入減が顕著に表れています。現状では繰越金を元になんとか持ちこたえております。当クラブの将来のためにも全会員がニコニコへの投稿を意識づけられるよう努力したいと思います。R財団・米山記念奨学についても寄金の収集が難しい情勢である中、寄付に結び付けられるよう努力したいと思います。
1.R財団・米山記念奨学委員会
R財団及び米山記念奨学会の運営は、会員の寄付により支えられています。R財団・米山奨学会の理解を深め、会員の皆様に寄付の協力をお願いし、目標達成に努めたいと思います。
今年度タイからの奨学生(青森中央学院大学)キッティチョンウォラクン・パウイカーさん(ニックネーム「ピン」さん)を当クラブでお世話することになりました。カウンセラーと共に支援して参ります。
2.ニコニコ・世界社会奉仕委員会
本年度のニコニコを担当させて頂くことになりました。コロナ禍でまだまだ大変な時期が続きますが、その中でも楽しい事、お祝い事などを会員の皆様で出来るだけ共有しながらご寄付を頂けますよう、皆様からのご理解を頂けますようお声掛けをさせて頂けましたらと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
広 報 委 員 会
コロナ禍で広報活動もままならない状況下でもクラブの活動をどのように伝えてどのように広めていけるのかをクラブ全体で考えていきたいと思います。特に当クラブでは、平和公園記念花壇という大きなプロジェクトが常にありますので地域の安らぎの場として広められるような活動を拡散できるように努めます。
1.広報・会報・雑誌委員会
例会の様子を伝えるクラブ会報は、例会そのものがコロナの感染予防のため月2回に減らされたこともあり、いささか間延びした発行間隔を余儀なくされておりますが、会員同士をつなぐクラブ情報の唯一の伝達手段であることに変わりありません。今後とも委員各位の協力を得ながらコンテンツの一層の充実に努めてまいります。とりわけ今期の会報では、プログラム委員会が「楽しい例会」への呼び水として外部卓話に比重を移していく方針であることから、卓話の内容はもとより、卓話者の身振り手振りや、その話す表情などについても写し取って掲載したいと思います。「魅力あふれる会報づくり」は「魅力あふれるクラブづくり」にも通じるものと信じます。
ただし、留意しなければならない点もある。次の会報担当者に過大な負担がかからぬよう、丁度いい塩梅のコンテンツに止めることを忘れてはならない。
さらに、広報では、報道メディアへの露出を積極的に増やすこと。雑誌については、「ロータリーの友」など、主要機関紙などからの重要な情報について要点の把握につとめ、適宜、発信することにします。
会 場 監 督
青森北東ロータリークラブの例会がいつも楽しい例会になるように心がけ、会員の協力のもと進めます。