皆さまとご家族に謹んでロータリーの新年度のお祝いを申し上げます。この1年間を「さらに成長し、さらに行動する」ことで、共に人生で最良の年にしましょう。チェンジメーカー(変革者)の年にするのです。まずは会員増強について。
そんなわけでまさに、「Each One,Bring One」という取り組みが非常に重要な意味を持ちます。今年度は、ロータリーが皆さんの地域社会に、そして世界中に広がるような新しい方法を思い描きましょう。各会員が一人新しい人をロータリーに紹介すれば、会員数は2022年7月までに130万人に増えます。今すぐ始めましょう。
ロータリーの仲間が増えたら、私たちはどんな変化を引き起こせるでしょうか。他者のことを思いやる人が増え、皆の人生を豊かにするために奉仕する人が増えるのです。さらに成長し、さらに行動することでどれほどの変化がもたらせるか、想像してみて下さい。会員数が増えれば、これまで以上に大規模で野心的な奉仕プロジェクトに取り組むことも可能になります。それに、これまで通り一人一人が、地域社会のニーズに応えて独自の方法で奉仕活動を続けることもできます。
ロータリーの素晴らしいところは、世界中で人によって奉仕の意味がさまざまであることにありますが、私たちみんなの奉仕に組み込むことのできるテーマがあります。それは女子のエンパワメントです。残念ながら、この時代においても世界中で、女性たちが女性であるが故の困難を抱えています。しかし、ロータリーには男女平等を推し進めていく力があります。教育、医療、雇用における女性の地域向上、そしてあらゆる職業に平等をもたらすための女子のエンパワメントは、これから立案するあらゆるロータリープロジェクトに組み込まれるべきです。女子は未来のリーダーですから、彼女たちが自分の未来を形作るのを後押ししなければなりません。
今、世界は困難の時に直面していますが、新型コロナウイルス感染症対策における皆さんの活躍には目を見張るのがあります。ロータリアンにとって、克服できない課題はありません。課題が大きければ大きいほど、ロータリアンは情熱を燃やすのです。ポリオ根絶などの途方もない難題にロータリーが取り組んだときに起こることを考えてみて下さい。きれいな水や衛生を改善することで、何百万人もの人々の暮らしをよくしてきたことを考えてみて下さい。平和など実現不可能に思われた地域で、ロータリーが毎年平和を推進していることを思い出してください。ロータリーの基本的教育と識字率向上プログラムには、国家を根幹から支える効果があります。
今年度は、そういった国家規模で効果と影響があるプロジェクトやプログラムに、今まで以上に力を入れていきましょう。今年度は、みんなの人生を豊かにしていこうではありませんか。
2021-22年度 国際ロータリー会長
シェカール・メータ
国際ロータリー第2830地区2021−22年度スローガン
「Let’s Enjoy Rotary Life:ロータリーライフを楽しもう」
2021-22年度のシェカール・メータRI会長はロータリーの原点である「超我の奉仕」というロータリーの標語に大きな感銘を受け、常に人生の北極星としてこられました。この言葉は、人々を思いやり、分かち合うことの大切さを教えてくれました。自身にとって奉仕とは、自分よりもほかの人のことを先に考えることです。
奉仕を実践し、奉仕に目覚めたことで単なるロータリークラブ会員から、ロータリアンになった。とご自身の経験を話されました。奉仕にはロータリアンのDNAがある。
ほかの人のために生き、世話をし、奉仕することで誰かの人生を豊かにすることは、自分の人生の最高の生き方です。アルバート・アインシュタインが言ったように、「誰かのために生きてこそ、人生には価値がある」のです。と「奉仕は誰かの人生ではなく、自分の人生も豊かにする」と力説されました。奉仕のニーズはさらに高まった今日、来るロータリー年度には、人々のために奉仕し、その人生をより豊かにするために援助していただけるよう、切にお願いされました。この理由から、2021-22年度の私たちのテーマは、「奉仕しよう みんなの人生を豊かにするために(Serve to Change Lives)」と次年度RIテーマを発表されました。
全世界の会員を130万人に増やそう!
そのためには、一人の会員が一人を入会させてください
全世界の会員数は、過去20年間、約120万人のまま横ばいです。このため、2022年7月1日までに130万人に増やすことを目指して「each one, bring one」、各ロータリアンが新会員一人を入会させるようお願いします。
全世界で「ロータリー奉仕デー」を開催してください
2021-22年度に少なくとも1回、実践的かつ行動志向のロータリー奉仕デーのイベントを計画・開催していただくよう、すべてのクラブにお願いしたいと思います。このイベントは、ロータリー重点分野の一つ以上に該当する地域社会の課題に、ロータリー内外のボランティアが一緒に取り組めるものとする必要があります。このイベントは、職業やロータリーとの関係にかかわりなく、地域の家族や協力団体とともに有意義な奉仕に取り組む機会となります。皆さんの意義ある活動を、地域社会の人々に広<知ってもらいましょう。
女子のエンパワメント(能力向上)に取り組んでください
次年度の焦点は「女子のエンパワメント」となります。ロータリーの中核的価値観の一つは「多様性」です。ロータリーのDEI(多様性、公平さ、開放性)に対する信念を表した公式声明もあります。多くの場合、女子は不利な立場に置かれることが多く、私たちが女子のエンパワメントに取り組むことが重要です。ロータリーはすべての子どもに奉仕しますが、特に「女子」に焦点を当てます。世界各国で女子は多くの問題に直面しており、リーダーである皆さんは、こうした女子が抱える問題にロータリーが取り組み、それを和らげるように導くことができます。
− 地区スローガン −
Let’s Enjoy Rotary Life
「ロータリーライフを楽しもう」
奉仕するにも、誰かの人生を豊かにするにも、自分の人生を豊かにするにも、会員を増し、参加者の基盤を広げるにしても、まずは自分自身でロータリーを楽しまなければ、すべてが始まりません。自分でロータリー人生を楽しんでいれば、きっと相手にロータリーのすばらしさが伝わると信じています。皆さんと共に「ロータリーライフを楽しもう」と思っています。
(地区目標)
2021-22年度 国際ロータリー第2830地区
ガバナー 成田秀治