青森北東ロータリークラブ (2017年〜2018年)
明日に続く委員会 「中間報告」
我がクラブは1966年創立以来、半世紀以上に渡り、輝かしい歴史と伝統の中、地域社会、国際社会に貢献してきました。 50周年も過ぎ、今一度、我がクラブを見つめ直してみると、そこには多くの問題が横たわっております。 会員の退会防止及び会員増強、新会員へのフォロー、会員の高齢化、活動の停滞及びマンネリ化、例会出席率の低迷、クラブ財政運営の安定化等々です。 これらの問題を解決し、我がクラブを将来に渡って発展させるために、遠間善弘氏作詞の創立50周年記念歌「奏風歌」の中の「・・・・明日に続く50年・・・・」の思いを継ぐべく、 長期、中期、短期の行動計画を作成するための「明日に続く委員会」を立ち上げたのは、本間会長の英断であります。
我がクラブは伝統的に、非常にアットホームな雰囲気の中で活動をしてまいりました。 他のクラブが羨むような、もめごとの少ない仲良しクラブです。 昨年のクラブ強化フォーラムに於いても、多くの方々が、親睦活動の充実した「あずましいクラブ」の中で楽しんでいることを語っていました。 ロータリー活動を行う上で、会員同士の信頼関係は非常に重要なファクターとなります。 「あずましいクラブ」は信頼関係醸成に、無くてはならないものですし、重要な基盤となるものです。 しかし、「あずましさ」にどっぷり浸かって、「うふふ・・・、わはは・・・」としていると、そこは安易な憩いの場、新会員や少し冷めた隣の会員の馴染みにくい場とはなっていなでしょうか? そもそもロータリークラブとは何をするところなのか、何を求めて入会しているのかという疑問が沸いてこないでしょうか? 「あずましさ」故に、熟慮する事なく、安易な方向に流れ易くなっていないでしょうか?このような風潮は我がクラブに限ったことではありません。 経済さえ安定していれば、面倒なことは後回しの社会的風潮であり、会員増強と寄付金に熱心な国際ロータリーの流れのようにも思えます。
国際ロータリーや地区ガバナーはロータリーの発展の為に、「戦略委員会」の設置を強く求めています。 そもそもロータリーに軍隊用語の戦略(Strategy)なる言葉は似合わないと思いますが、目的達成のために戦略を練りなさいという事なのでしょう。 第一義としては、会員増強となるのでしょう。 会員を増やし、隆盛を極める事は大切なことではあります。 目標ともなり易く、会員増強ガイドや方法論の話し合いが多く持たれています。 戦略目標は単純な方が良く、皆で戦略目標に向かう姿には団結心が生まれます。 ますます、戦略や方法論を練り上げ、
話し合いは方法論なる「how to ・・・」が主流となります。 戦略を立て計画を実践することは、非常に大切な事なのですが、目標達成だけが目標となり、そこには「何のためにロータリーに参加するのか」、「ロータリーに何を求めるのか」という事が忘れられているように思われます。
ビチャイ・ラタクル(2002-2003年度RI会長)は、2016年4月23日の西第一グループのインターシティーミーティング記念講演で、「Back to Basics」:「ロータリーの基本に返ろう」と訴えました。 ロータリーが長年にわたり築き上げてきた4大奉仕(Service)の理念を再確認しようという事であり、その中でも、職業奉仕こそが、ロータリアンの基本原則であり、ロータリーのトレードマークであると述べていました。
「ロータリーの本来あるべき姿、ロータリークラブとは何をするところなのか、何を求めて入会しているのか」を忘れずに、今後の青森北東ロータリークラブの将来像、活動計画を模索していきたいと思います。
目標とする会員数
新会員へのフォローと退会防止
会員増強
現在と過去の委員会構成を比較してみると、CLPによる現在の委員会構成には、4大奉仕活動の中の「職業奉仕委員会」が抜けている。「職業奉仕活動」はロータリー活動の中核をなす活動であるので、「職業奉仕」の在り方を考える事や、伝えて行く機会をどのようにするか、活動の在り方を検討して行く必要がある。
非常に中途半端な中間報告であるが、クラブ活性化のための検討すべき事項は沢山あります。この中間報告を一つのたたき台として、来期も引き続き検討して行かなければならない。